脳神経内科(2019年4月から)と共通する病態の中で、手術が必要なものを扱います。
→当院神経内科の説明を参照
頭蓋内出血(脳挫傷、急性硬膜外、急性硬膜下、慢性硬膜下血腫)
脊髄損傷
上記の疾患に対して手術が効果的と考えられる場合に当科で対応します。
つまり、頭蓋内出血であれば開頭血腫除去術、脳腫瘍であれば開頭腫瘍摘出術といった具合です。脊椎は除圧、脊椎内視鏡手術を中心に固定術も行います。
当院では低侵襲治療を目標としており、低侵襲(顕微鏡、外視鏡、神経内視鏡手術)、脳血管内治療も積極的に取り入れております。また、安全性も重視し、MEP、SEP などの神経モニタリング各種(専門技師常駐)、神経ナビゲーションシステムも完備しています。
2025年4月1日現在
診療時間:9:00-12:00
受付時間:8:00-12:00
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|
佐々木 | 大重 (11:00迄) |
佐々木 | 中西愛 | 大重 (11:00迄) |
野村 |
私は、昔から可能な限り低侵襲な治療を目指して、研鑽して参りました。その治療を実現するために、数多くの資格を取得し、今に至ります。低侵襲であることは、術者にとっては高侵襲と言われますが、それを払拭すべく日々鍛錬しハイレベルな脳神経外科診療を萱島の地で、受けられるよう努力しております。手術加療は患者さんにとっても、決心が必要です。一大決心をして頂いた患者さんの 思いにできるだけ沿うよう全力で治療にあたりたいと考えています。もちろん、病気によっては全ての結果が良いわけではありませんが、それでもできるだけ良い方向へ向かうよう知恵を絞りたいと考えています。このような多様な治療はできるだけ近所で受けられるのが理想で、日本脳神経外科学会主導で、治療の均填化が図られてきております。この地域の方々は、当院で安全、安心、高度な治療を受けて頂ければ幸甚です。
2018年11月から当院で治療を開始し、私が経験した手術数は1000例(外視鏡200例以上、内視鏡100 例以上)を超えました。
脳外科開始当初は脊髄、外傷の手術が多かったですが、時が経つにつれ脳血管障害、脳腫瘍、機能的脳手術など高度な手術の比率が増えました。
2023年は脳血管障害53例中34例が血管内治療、脳腫瘍13例、脊髄36例、外傷23例、機能障害7例で市中病院としてはバランスの取れた状態と考えております。
上記のごとく脳血管障害治療における脳血管内治療比率の増加による治療の低侵襲化。開放手術の、視鏡下手術率(顕微鏡、外視鏡、内視鏡による手術率)85%で、完全内視鏡手術はそのうちの20%でした。
予定手術では専門の技師が常駐した持続モニタリング(MEP、SEP など)を行い、神経ナビゲーションシステム、エコー、VINCENT 等を用いた手術シミュレーションシステムを駆使して安全な手術を心がけております。