MRI検査

脳機能の検査に有効な3.0Tの高磁場MRI検査も受けていただけます。
MRI検査の特徴
3.0TのMRI装置を導入
当クリニックは、既存機種では最高磁場となる3.0TのMRI装置も導入しています。
3.0T装置の利点として、従来の1.5T装置に比べ約2倍の磁場環境を保有することにより空間解像度が向上し微細な変化を視認でき、撮影時間も短縮することができます。
全身の検査に対応できる装置ですが、特に頭部では血管の描出に優れており、小さな動脈瘤や走行異常など血管病変の診断能力が上がります。血管以外の撮像においても1.5Tより鮮明な画像を撮影することができます。
また、整形外科領域でも関節軟骨部をより高分解能な画像で撮影することができます。
※当クリニックでは、簡易脳ドックは3.0T装置を使用して撮像しています。
※患者さまや撮像部位によっては、3.0T装置では撮像できない場合や1.5T装置が適している場合がありますので、放射線科医の判断にて1.5T装置で撮影させていただくことがあります。

検査の流れ
STEP 1受付
ご予約時間までに来院いただき、受付をお済ませください。

STEP 2更衣
検査衣に着替えていただきます。お荷物等は更衣室のロッカーに入れ、施錠しておいてください。
検査前にアクセサリー等の金属類、キャッシュカード等の磁気カード類、その他カイロやベルト、エレキバン等は取り外しておいてください。

STEP 3待合室へ
MRI待合室にて検査を待ちます。

STEP 4検査室へ
検査担当者の指示に従い、検査台に寝ていただきます。身体の位置が定まれば、検査台が自動的に装置内に入っていき検査が始まります。

STEP 5検査開始
検査中は大きな音がしますが、ご心配なさらず身体を動かさないようにしてください。

診 断
検診の方には、担当医より検査結果をご説明いたします。(後日 、要予約)
ご紹介いただいた病院・医院へは、所見(診療情報提供書)および画像データをお渡しいたします。

MRI検査を受けられる方への注意事項
MRI検査は非常に強い磁石と電波を使って撮影します。
MRI検査時に金属を持ち込むと、その金属の発熱により「やけど」を起こす危険性や正確な画像が得られない可能性があります。
以下の項目に当てはまる方は、当クリニックではMRI検査を受けていただくことができません。
- 心臓ペースメーカーや埋め込み型除細動器を使用している。
- 人工中耳、人工内耳をつけている。
- 神経刺激装置、骨成長刺激装置、金属製義眼、磁石式人工肛門などの体内装着物がある。
- ステント挿入術を6週間以内に受けた。
- 眼またはその付近に微細な金属片が入っている。
- 金属加工の仕事や、外傷などにより体内に金属異物が入っている可能性がある。
以下のものは、素材によって検査が受けられない場合がありますので、
予め主治医へご確認ください。
- 脳動脈瘤クリップやコイルを使用している。
- 人工心臓弁を使用している。
- 冠動脈ステント、動静脈ステント、胆管ステントなど、ステント挿入手術を受けている。
- 消化管出血の止血クリップやマーキングクリップがある(内視鏡的手術)。
- 骨接合プレート・ワイヤー、人工骨頭、人工関節などを入れている(整形外科手術を受けている)。
- 歯科用インプラントを埋め込んでいる。
- 磁力により装着する入れ歯を埋め込んでいる。
以下のものは、あらかじめ外してご来院ください。
検査当日に外せないときは、MRI検査を受けていただくことができない場合があります。
- ネイルアート・ジェルネイル・マグネットネイル
ラインストーンを使用しているものや、ジェルネイル・マグネットネイルは金属成分が含まれており、発熱する恐れがあります。検査前に外してから来院してください。 - つけまつげ・まつげエクステ・マスカラ・アイシャドウ
- かつらやウィッグ(MRI検査前に外していただきます)
- 塗る、ふりかけるスプレーなどの一時的な増毛・染毛料
- 巻爪治療中の器具
- 耳つぼダイエット用の金粒
- リブレ(血糖測定用センサー)
- 経皮吸収型貼付薬
- 使い捨てカイロ
- 湿布
- エレキバン
- カラーコンタクトレンズなど
カラーコンタクトレンズまたは縁取りのあるコンタクトレンズ(ディファインなど)には金属の成分が含まれており、装着したままで検査を行うと発熱により角膜や眼球を傷付ける恐れがあります。検査時は取り外せるように準備をお願いします。
検査着について
検査は検査着に着替えて行います。
ベルトのバックル、ヘアピン・バレッタ、金属ホック付きブラジャー、ワイヤーサポート付きブラジャー、ガードル、肩紐調節付き下着(キャミソール、ボディースーツなど)、ヒートテックなどの発熱保温機能のついた衣類は外していただきます。
当院ではAIサポート型 脳ドックを導入しています
脳ドック検診の重要性
●脳卒中(脳血管疾患)の年間死亡者数は10万6千人で病気による死亡原因の第4位となっています。
※厚生労働省 平成30年(2018)人口動態統計
●脳ドックで行う検査は、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の潜在を発見することを目的としています。
特に、MRI検査/MRA検査※では脳梗塞の原因となる「動脈の狭窄」や、くも膜下出血の原因となる"未破裂脳動脈瘤"のリスクの早期発見に有用です。
※MRI検査:脳の断層画像を撮る検査です。脳卒中や認知症などの発症と関連する白質の異常部位の広がりや、脳内の小さな出血などを確認します。
MRA検査:脳の血管の形や流れをみる検査です。脳の血管のつまりやコブなどを確認することができます。
AIサポート型脳ドックとは?
AIによって未破裂脳動脈瘤候補点の検出をサポートします。
医師単独よりも医師+AIにより診断精度が9%向上することが認められています。

ご希望の方はお気軽にスタッフへご相談ください。
出典:エルピクセル株式会社 「EIRL Brain Aneurysm」
URL https://eirl.ai/ja/eirl-brain_aneurysm/