「心療内科」は、身体症状の背景にストレスなどの心理的要因が影響を及ぼしている疾病を対象としています。
一般的な内科的治療を行っても症状が改善せず日常生活に困難を生じている方、家庭内や社会(学校)生活における様々なストレスでお困りの方、摂食行動(過食、拒食、極端な偏食など)に関する悩みをお持ちの方、などは当科を受診して下さい。
摂食障害は拒食や過食などの食行動の異常、やせ願望、体重増加に対する恐怖、体型・体重へのこだわりなどを特徴とします。進行すると社会生活に大きな支障をきたすだけでなく、重篤な身体合併症を生じるなど命に関わる精神疾患ですが、適切な治療を行うことにより回復が可能です。
当院摂食障害専門外来では、長年摂食障害の専門治療に携わってきた医師・心理士・管理栄養士などからなる治療チームが、心身両面から回復をサポートしています。生活や食事についての助言・指導、精神療法、心理カウンセリング、栄養相談、家族への支援など、受診者それぞれの状況に合わせた治療・支援を行います。
また入院治療が必要となった場合には、連携している近隣他機関への紹介が可能です。
神経発達症は生まれながらに発達特性を持つことで、日常生活や学校生活や社会生活に支障をきたしている場合に診断されます。神経発達症には自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(SLD)などがあり、同時に複数の特性を併せ持つこともあります。コミュニケーションが苦手、こだわりが強い、感覚が過敏、忘れっぽい、落ち着きがない、などの特性から小児期早期から言葉や発達面に遅れが見られたり、集団生活に馴染めないことがあります。また、成人では仕事上のミスや対人関係のこじれから仕事に就けなかったり、二次的にうつ病や摂食障害などの精神疾患を発症していることもあります。神経発達症の症状の現れ方やその方が抱えている問題は個々で異なり、年齢や性別、おかれている環境によっても異なるため、診断・治療には専門性が必要となります。
当院では年齢や性別によって、小児科、心療内科の2つの科で診療を行い、必要に応じて専門の心理士による心理検査も実施しています。
まばたきなど身体の一部分が素早く動くような運動を繰り返す“運動チック”や、咳払いや鼻すすりなどの“音声チック”は多くの子どもにみられ、ほとんどの場合は一時的で自然に軽快します。しかし、チック症状が繰り返し出現したり、より複雑な動きや発声がみられることを繰り返しながら、多彩な運動チック、音声チックが1年以上にわたり強く持続し、日常生活に支障を来す場合にはトゥレット症とよばれます。
心身のストレスが影響して体の病気や身体症状がでるのが心身症です。代表的な疾患は、過敏性腸症候群、機能性ディスペプシアなどの消化器疾患を中心とした機能性疾患。原因不明の胸痛や腹痛、慢性難治の頭痛、その他腰痛、筋痛などの慢性疼痛。治療では身体的な治療に加えて心理面へのアプローチを行います。
2025年3月1日現在
午前診療時間:9:00-12:00
受付時間:8:00-12:00
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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木村 (予約) |
切池 (予約) |
- | 福永 (予約) |
岡田 木村 島津 (予約制) |
午後診療時間:14:00-17:00
受付時間:13:30-17:00
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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- | 木村 (予約) |
切池 (予約) |
- | 福永 (予約) |
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児童精神・心療内科・発達障害・摂食障害
摂食障害
心療内科・慢性疼痛 など
精神科・児童精神・発達障害・トゥレット症候群 など
(専門)消化器心身症、慢性疼痛、心身症全般
*生野照子医師の診察は終診させていただきました。
公認心理師・臨床心理士
公認心理師・臨床心理士
TEL.06-6632-2066
(心療内科直通)
月-土 9:00-17:00