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診療科・部門

整形外科・人工関節センター

人工関節センターの特徴

当センターは、最新の医療技術とともに手厚く温かいケアで患者さんの生活の質を向上させることを目指しています。立ち上げから10年間で築き上げてきた充実したサポート体制で、安心して治療を受けていただけます。

整形外科・人工関節センター

診療内容

当センターでは、人工関節置換術(膝関節、股関節)を専門としています。

手術支援ロボット(Makoシステム)
手術支援ロボット(Makoシステム)

ロボティックアーム手術支援システム“Mako”とは

コンピューター制御された「機械の腕(アーム)」のことで、自動で動くものや人が操作して動かすものなどがあります。この先進テクノロジーを使った人工膝関節全置換術用のロボティックアームは、医師が操作をして動かすもので、傷んでいる骨を切除したり、人工関節(インプラント) の正確な設置をサポートします。

ロボティックアーム手術支援システム“Mako”とは
ロボティックアームの利点

ロボティックアームの利点

人の手のようにぶれることがなく、正確に動き、また止まることです。人工膝関節単顆置換術に使用するとナビゲーションで計画した通りに手術器具を移動することができ、人工関節の固定も正確な角度で設置することが可能になります。

このロボティックアームは、少しでも計画から外れた動きをしようとすると停止します。身近なものに例えると車の自動ブレーキのようなもので、治療計画にない動き、つまり、切除する必要のない部位にさしかかると停止する仕組みになっています。

ナビゲーションシステムとあわせて使用することで治療計画通りの安全かつ正確な手術を可能にします。

ロボティックアームを使用した
人工股関節置換術とは

術前計画

手術前に治療計画をたてます。CT 検査を行い、患者さんの骨格の情報をコンピューターに入力し、人工関節のサイズや設置する位置、骨を削る深さや角度などを決定します。

ロボティックアームを使用した
人工股関節置換術とは

術中調整

手術中は、脚の長さや、関節が安定する適切な人工関節の位置をリアルタイムにコンピューター画面で確認し、調整します。

ロボティックアームを使用した
人工股関節置換術とは

ロボティックアーム支援

医師はロボティックアームを持ち、その先端に取り付けられた器具をナビゲーションに従って操作し、骨を削り、人工関節を設置します。このとき、治療計画から外れた角度や深さで骨を削ろうとしたり、人工関節を設置する位置がずれたりすると自動的にロックがかかり動きを制御します。これにより、治療計画通りの安全かつ正確なインプラントの設置を支援します。

動画で見るロボティックアーム人工膝関節置換術






動画で見るロボティックアーム人工股関節全置換術



費用について

Makoを使用した人工股関節置換術・人工膝関節置換術は保険適用となります。お気軽にお問い合わせください。

対象疾患

変形性膝関節症・半月板損傷・骨壊死症・リウマチ性膝関節症・人工膝関節術後の緩み・術後の疼痛症例(再置換依頼)
変形性股関節症・骨頭壊死症・リウマチ性股関節症

実績

整形外科・人工関節センター
人工膝関節 手術件数 近畿手術数 ランキング
2015 321 2位
2016 370 2位
2017 388 2位
2018 417 2位
2019 448 2位
2020 445 2位
2021 360 2位
2022 401 3位

整形外科・人工関節センター 診察日

2025年3月1日現在

午前診療

午前診療時間:9:00-12:00 
受付時間:8:00-12:00

11診 - - 岡島
(関節)
- 廣嶋
(関節一般)
-

午後診療

午後診療時間:14:00-17:00 
受付時間:13:30-17:00

9診 - 富田
(関節一般)
- - - -
10診 - - 富田
(関節一般)
- - -
11診 - 岡島
(膝関節)
岡島
(関節)
- 廣嶋
(関節一般)
-
  • 初診予約の患者さんを優先的に診察させていただきますので、電話で予約をお取りいただき外来にお越し下さい。
    (紹介状は特に必要としませんが、あれば持参ください)
人工関節センターチーム

スタッフ紹介

当センターのスタッフは、経験豊富な専門医と看護師、リハビリテーション専門家で構成されています。特にセンター長である岡島医師は6000例以上の人工膝関節手術執刀数をこなしており、難治症例をこなす日本トップレベルの実績とロボット支援手術の資格を有した実力者です。他院で行われた手術後のケア・相談も行っております。

岡島 良明(おかじま よしあき)

センター長

岡島 良明(おかじま よしあき)

26年以上の医者人生のうち人工関節手術一筋にこの20年間を費やしてきました。人工膝関節置換術を現役で6000例以上執刀している術者は全国に5名はいると思いますが私もその中の1人です。

手術執刀数が多いことは単に経験値が高いだけではなく、再置換術の応用や腫瘍用インプラント使用など難治性疾患への対応、トラブル回避法、あらゆる分野の人工膝関節に精通していることが強みとなります。

アメリカで取り入れた手術手技とともに、ロボット支援手術を併用することでさらに質の高い手術となり、痛みが少なく患者満足度が非常に高い医療となっています。手術後の痛みが少ない治療法、痛みが残らない治療法、出血を最小限にする治療法など毎年学会発表しながら取り入れております。
ロボットを取り入れた手術は正確で安全にインプラントが設置できるだけでなく、手術後の痛みが少なく早期退院が可能となっています。長期成績も期待できるため50歳前後の患者さんにも多数手術しています。

また出血量が少なく手術時間が片膝で80分と短いため90歳の患者さんでも心臓に大きな異常のない場合は両膝同日手術を行っています。

当センターには、毎年大阪公立大学から人工関節を専門とした優秀な後輩医師が2名在籍しており、3名one-teamで安定した手術と親切丁寧をモットーに病棟管理を行っております。
是非ご縁を感じましたら電話で外来予約を取って頂き外来にお越し下さい。膝・股関節を治して“新しい第二の人生を”手に入れましょう。

20年間人工関節に尽力してきた知識と技術をもってお困りの患者さんを最大限に支援させていただきます。

資格

  • 大阪公立大学医学部 臨床教授
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会人工関節学会 認定医
  • Mako 人工関節ロボット手術 認定指導医
  • 日本整形外科学会認定リウマチ医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医
  • 日本人工関節学会 評議員
  • 中部日本整形外科災害外科学会 評議員